女性にとって気になってしまうほうれい線ですが、ほうれい線が目立つようになってしまう原因はいくつかあります。
ネット上の口コミなどでは歯列矯正や抜歯をするとほうれい線が深くなってしまうといった声がありますが、果たして本当に歯科矯正や抜歯でほうれい線ができてしまうのでしょうか?
矯正したあとに「こんなはずでは」と後悔してしまわないように、歯列矯正とほうれい線の関係について事前に確認しておくことが大切です。
Contents
歯列矯正・抜歯をするとほうれい線ができる?
ネット上には、歯列矯正をするとほうれい線ができる、親知らずを抜歯するとほうれい線ができる、などといった情報がありますが、理論的に本当に歯科矯正によってほうれい線が目立ってしまうのでしょうか?実際に歯科医さんの意見を参考にしてみました。
歯科矯正でほうれい線はできないという見解
結論から言うと、確かに抜歯矯正をしてダイナミックに歯を動かした場合には皮膚の部分に変化も出てくるので、ほうれい線が目立つようになる可能性はあります。
ただし、一般的に行う矯正では皮膚への影響は微々たるものですので、矯正を行ってもほうれい線への影響は無いケースのほうがほとんどです。
(引用:歯チャンネル88)
このように、一般的には歯の移動に対して皮膚の変動は微々たるものであるため、抜歯矯正を行う場合や極度な出っ歯である場合など以外はそこまで心配する必要はないようです。
一方でこんな意見も
抜歯矯正の最大のメリットは、横から見た顔をE-Lineの中におさめることですので、上顎の骨格が内側に入っていきます。
そうなれば、横顔の口元は内側に入りますが、その結果正面から見た顔は、内側に入れば当然、法令線は目立つようになります。
親知らずなどの抜歯の場合だとほうれい線やたるみが出てきてしまうのは考えにくいですが、抜歯矯正をする場合は、骨格の変化によってほうれい線が目立ってしまう可能性もあるようです。
ほうれい線が出てしまうケースは少ない
このように、抜歯を伴う歯列矯正の場合、ほうれい線が目立つようになってしまう可能性はありますが、ネット上の口コミを見る限りでも矯正によってほうれい線は気にならなかったというケースが多いようです。
実際に私も抜歯矯正を行いましたが、ほうれい線への影響は全くありませんでした。
また、歯科矯正を行うことでほうれい線が目立つようになってしまったという声もありますが、ほうれい線が深くなってしまう要因は、当サイトでも紹介しているように、肌の老化や紫外線、乾燥など様々です。
そのほうれい線が歯列矯正によるものだということは言い切れないのです。
歯列矯正によるほうれい線が心配だという場合は信頼のできる矯正専門医に診察してもらった上で相談してみるのがいいでしょう。
ほうれい線を予防するためには
先程もお話したように、ほうれい線ができてしまう要因は歯列矯正だけではありません。歯列矯正するしないに関わらずほうれい線を予防するには適切な対策が必要です。
もともとの骨格や肌の状態が関係していることが多く、ほうれい線が深くなってしまって、老けて見られてしまわないように普段から、
- 表情筋を衰えさせない
- 肌のコラーゲン量をふやしてハリ・弾力を回復する
といったことを心がけていきましょう。
表情筋を鍛えるためには舌回しなどの表情筋トレーニングを行い、肌のコラーゲン量を増やすためには、適切な化粧品を使ったスキンケアを継続していくことが重要です。
まとめ
抜歯や歯列矯正、八重歯の矯正などに伴ってほうれい線が目立ってしまうのではないか?と心配になっている方は多いと思います。
たしかに、抜歯矯正でほうれい線がでてしまう可能性はあり、ネット上でもほうれい線が目立ってしまったという声もありますが、実際にはほうれい線ができてしまうケースは少なく、加齢など他の要因も考えられます。
歯列矯正をする場合でもしない場合でもほうれい線を目立たせないためには、普段から適切な対策を行っていくようにしましょう。