痔の薬でおなじみの「ボラギノール」。CMなどでも有名で知らない人はいないといってもいいくらい有名な薬ですが、なんとそのボラギノールでほうれい線などのシワを治せるという情報がネット上やテレビで見つけることができます。私も最初は「そんなばかな」と思いましたが、果たして本当なのでしょうか?
結論から言ってしまうと、その答えはNOです。ほうれい線を改善するには間違ったケアをせず、適切な方法で改善していきましょう。
ボラギノールでほうれい線が消える?
この情報が広まったのはホンマでっかTVのマツコさんが肌が荒れた時に痔の薬を使っているといったことや、その番組内で、ハリウッド女優の方が使っているという情報が流れたことが原因だと思われます。
ステロイドの副作用も
ただ、言えることはボラギノールに含まれるステロイドで副作用がでることがあるので、正常な肌に使うのはNGです。
ステロイドの副作用としては、
- 皮膚が薄くなり、毛細血管が浮き出て見えるようになる
- 免疫
力を抑制していしまい、感染症になりやすくなる
などがあり、自己判断で使用するのはよくありません。やっぱりボラギノールは痔に使うのが一番です。
ステロイドはもともとアトピーや重症のニキビなどを治すためにも使われるもので、長期間使うと副作用のリスクが高まってしまします。副作用として、皮膚が委縮して逆にシワになってしまう可能性もあります。美意識がズバ抜けて高いハイウッド女優がそのようなケアをしているとはとうてい思えません。
また、ステロイドであるプレドニゾロン酢酸エステルが入っていないボラギノールM軟膏もありますが、シワに効果があるという根拠はないので、ほうれい線ケアへの使用は避けるようにしましょう。
ほうれい線を改善するには
ほうれい線を改善するためには、表情筋が衰えないようにトレーニングしたり、セラミドやヒアルロン酸が入った化粧品での保湿ケアやコラーゲンの生成を促すためのスキンケアが大切になってきます。
ネット上の誤ったケアをして後悔してしまうという自体になってしまわないように、正しいケアを行っていくようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?ステロイドを含むボラギノールは自己判断で肌に使うと、ほうれい線への効果がないどころか、副作用が出てしまう可能性もあります。自己流のケアや根拠のない誤った方法には気をつけて、正しい生活習慣やスキンケアを行っていくようにしましょう。