ネット上の情報でよく「ワセリンでほうれい線を消す」といった情報を目にしますが、はたして本当にワセリンでほうれい線が消せるのでしょうか?たしかに乾燥を防ぐことは肌にとって大切ですが、それだけでは十分ではありません。ほうれい線を改善するためにはもっと大事なことがあります。
ワセリンの効果
ワセリン(ヴァセリン)は石油からとれた炭化水素類の混合物を精製したもので、鉱物油の一種ですが、アトピー性皮膚炎の治療にも使われたり、赤ちゃんの肌にも使うことができ、肌に優しい油脂です。皮膚科で処方されることもありますが、色んな化粧品に配合されていたり、ドラッグストアやAmazonなどでも気軽に比較的安く買うことができる人気の保湿製品です。
ワセリンでほうれい線は消える?
ネット上には、ワセリンでパックをしたまま寝て保湿したり、入浴中にパックすることでほうれい線が改善されるという情報がありますが、実はそれだけではほうれい線は消えません。
たしかに、乾燥によってシワや浅いほうれい線の原因となることはあります。しかし、油分で肌にフタをして水分を飛ばさないようにするのも大切ですが、根本的な解決にはなっていません。根本的な解決には、肌本来の保湿力を上げてやることと、真皮のコラーゲンを増やしてやることが必要なのです。
ほうれい線の正しいケア
スキンケア
肌本来の保湿力に欠かせないのがセラミドやヒアルロン酸です。化粧品を選ぶときに、ワセリンだけでなく、これらの成分が入っているもの、コラーゲン生成をサポートしてくれるものを選ぶようにしましょう。正しいスキンケアを毎日の習慣にすることで、すこしずつ肌のコラーゲンを増やしていくことがポイントです。
食生活
口にする食品も大事で、コラーゲンをそのまま口から摂るというより、良質なたんぱく質などを食べて、アミノ酸を摂ることが大切です。
まとめ
ワセリンは保湿力もあり、マッサージするときや入浴のときのパックとしてはいいかもしれませんが、ほうれい線ケアとしてはワセリンだけでは不十分です。正しいスキンケアと生活習慣・食事を意識することで根本的なエイジングケアをしてあげることが一番です。