ほうれい線の原因として、呼吸のしかたも関わっています。鼻呼吸が基本ですが、実は口呼吸の人は意外とたくさんいます。口呼吸のクセがついてしまうと肌の老化が早まってしまったり、健康的にも悪い影響があります。口呼吸による影響や治し方などを解説していきます。
なんで口呼吸がほうれい線に?
口呼吸がほうれい線などの老化の加速に影響してしまう原因は2つあります。
表情筋の衰え
表情筋をあまり使わないと顔の筋肉が衰えてしまって、ほうれい線が目立つようになってしまいます。鼻呼吸をしている時より口呼吸をしている時の方が、口周りの筋肉を使います。つまり、口呼吸ばかりしていると口周りの口輪筋、大頬骨筋、小頬骨筋、笑筋が衰え、頬がたるんだり、二重あごになってしまいます。
むくみの原因にも
実は顔のむくみもほうれい線にとっては良くありません。口呼吸をしていると、鼻呼吸で吸う空気の量よりも少なくなるので、酸素が十分でなく、血液やリンパの循環が悪くなり、顔がむくみやすくなるのです。
健康的にも良くない
口呼吸は肌の老化だけでなく、健康的にもデメリットがたくさんあります。鼻で呼吸することで、ウイルスなどの異物をフィルターにかけることができますが、口呼吸だと直接細菌などが入ってしまい、風邪やアレルギーになりやすいとされています。他にも、虫歯、口臭、ストレス、集中力低下などの弊害もあります。
口呼吸の原因と対策
●原因①:鼻詰まり
口呼吸の直接的な原因として鼻づまりがあります。花粉症がある人は辛いですが、口呼吸にならないためにも、適切なケアをしてあげる必要があります。
自宅でできる方法としては、アロマを使って鼻づまりを解消したり、ペパーミント・レモンバームなどでアレルギーの原因となる成分を抑え、鼻づまりを改善できます。
また、鼻づまりを解消していびきなどを予防する商品や口閉じテープなども使ってみましょう。
●原因②:寝方
寝方が横向きだと鼻呼吸がしづらくなります。同じ方向ばかり向いて寝るのは、左右差があるほうれい線の原因にもなるので、できるだけ、仰向けでねるといいでしょう。
●原因③:くせ
口呼吸に多い原因としては、幼少期からのくせがあります。赤ちゃんがおしゃぶりをくわえているのは鼻呼吸を身につけさせる効果もあるのです。
このくせを改善するには、日ごろから鼻呼吸を意識することが一番です。最初は違和感を感じますが、意識すれば自然と治るようになります。
また、ほうれい線の原因となる表情筋を鍛えるために、ペットボトルやガムなどを使って鍛えてあげるようにしましょう。このサイトでも表情筋をトレーニングする方法はたくさん紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
以上が口呼吸とほうれい線の関係となります。普段何気なくしている呼吸が、老化や健康面にも悪影響を与えているのです。普段から鼻呼吸を意識して、エイジングケアの効果のあるスキンケアで肌を若返らせていきましょう。