ほうれい線対策や小顔効果のための美顔器としてよく知られているのが、「美顔ローラー」です。たしかにこのフェイスローラーを使うことで、筋肉が刺激されたり、血行が良くなることで、ほうれい線の予防・改善の効果があります。
ただし、誤った方法で、デリケートな肌をコロコロすることによって効果がないどころか、逆効果となってしまうこともあるので要注意です。
美顔ローラーの効果
美顔ローラーの値段はピンキリですが、いいものになると3万円を超えるようなものもある比較的お高めな美顔器です。肌の老化を改善できたり、顔のリフトアップや顔のコリ・たるみの解消などにも効果があることからほうれい線対策としても使われます。
筋肉の刺激
ほうれい線ができてしまう原因は表情筋の衰えですが、この美顔器ローラーでコロコロすることによって、表情筋をマッサージする効果があり、顔のコリをほぐせたり、深層表情筋という骨についている筋肉を刺激することができる美顔器ローラーもあります。
血行促進
表情筋が引き締まる以外にも、コロコロをすることで刺激となり、顔の血流やリンパの流れをよくする効果もあります。肌の新陳代謝が上がり、細胞が活性化されることで、ターンオーバーが促進されたり、老廃物を外に出すことで顔のたるみを改善する効果もあります。
鎖骨や首筋もコロコロしてやることによって、より老廃物を排出してデトックスの効果を高めることができます。
誤った使い方はNG
正しく使えば小顔・リフトアップの効果のある美顔ローラーですが、誤った使い方をしてしまうと逆効果です。その誤った使い方をいくつか挙げていきます。
●強い力でコロコロしてしまう
効果を実感したいばかりにあせって必要以上の力でコロコロしてしまうと、刺激となり色素沈着して、シミの原因となったり、逆にシワになってしまう恐れがあります。必要以上の時間や回数を行うのもNGです。
特に目の周りなど皮膚の薄い部分はデリケートなので要注意です。
●乾燥した状態でコロコロしてしまう
肌が乾燥した状態でコロコロをすると、カサカサになって、肌への刺激となってしまうことがあります。肌を保湿するためのスキンケアを行ってからコロコロをしましょう。
また、生理前など肌が敏感になっている時期やニキビなどの吹き出物がある場合は注意が必要です。
正しい美顔ローラーの使い方
- まずは乳液などで肌を整えます
- 美顔器ローラーを体温程度のお湯につけて温めます(温感ヒーター搭載のローラーなどもあります)
- 説明書に書かれた時間コロコロでマッサージをします
コロコロをするときは、力を入れずに優しく転がすようにします。また、ローラーを転がすときは、ローラーを上下に往復させるのではなく、顔の内側から外側、下から上に転がすように意識しましょう。
顔だけでなく、鎖骨もローラーでコロコロし、首筋は上から下にローリングすると効果的です。
まとめ
いかがだったでしょうか?美顔ローラーでコロコロすることでほうれい線の予防・対策に効果があります。ただし、力を入れすぎないようにし、使用時間なども説明書きを守って自己流にならないように注意しましょう。
また、コロコロだけでほうれい線を完全に消すのは難しいので、表情筋のトレーニングやコラーゲンを増やすためのスキンケアも継続していくことが重要です。